2006年08月24日

差し押さえになったら?

借金も未払いが続くと、債権者によっては裁判所に申し立てて動産などの差し押さえを通知してくることがあります。

借金で困っている方はたいした資産も無いため、たいていは家財道具などの差し押さえになるのですがこれはどういう流れで行われるのでしょうか。

一般的には

借金する

返済が滞る

一般書面で督促される

裁判所に貸金返済を申し立てられる

差し押さえになる

といった流れです。

差し押さえとなった場合、事前に裁判所から”特別送達”という分厚い封筒が送られてきます、その中に、差し押さえ項目(動産、不動産、預金口座凍結)などが記載されており、債権者と和解出来なかった場合、差し押さえが実行されます。

口座凍結というのは、お持ちの口座に残高がある場合、それを持って行かれてしまうというもので、預貯金のない場合は問題ない?です。

さて、一般的な動産の差し押さえですが、基本的には債務者の居住地にある生活用品(家電、家具など)が対象になります。

裁判所から”執行官”という大層な肩書きの人間が直接居住地に訪問し、部屋の中のあらゆる家具、家電などの裏に、差し押さえを表すシールを貼っていきます。

これらは、その場で持ち帰られるということはほとんど無く、だいたいの場合、執行官と同行してきた古物商の人間が値踏みをし、「いったん買い取ってあんたに分割で売ってあげるがいかが?」と交渉してきます。

そのやりとりは裁判所や執行官には関係なく、たとえばパソコン、冷蔵庫、エアコンの3点で、値踏みが4万円とすれば、5千円の12回払いで再度販売してあげる・・という感覚の取引です。

実際は、動産は移動もなにもせず、執行官は古物商から4万円を受け取って、債権者に渡すという図式です。

債務者であるあなたは、とりあえず4万円を原告に返済し、別の古物商に6万円の借金ができただけの話です。

その分割金5千円が払えなくなったらエアコンなどは持って帰られるだけなのですが、なんだかよくわからんまま借金額がスライドしただけということですね。

こういうのは一般的に行われていることで、法人や税金未納などよほど大がかりな差し押さえで無い限りこのような構図になっています。

差し押さえ品目には、衣類や鍋、フライパン、食器など、日常に必要なものは該当しませんので家の中のものが根こそぎいかれるというわけではありませんし、上記のような「取引」で、結局そのまま使用できるということも多いので恐れることはありません。

家族が同居している場合は、実際冷蔵庫や、テレビに名義があるわけでもなく、誰のものかはっきりしないという点をうまく利用して、「これは妻のものだ」「これは知り合いに借りている物だ」とか言って、ノラリクラリと差し押さえリストに記載させない強者もいるそうです。

そういう場合は”金目の物無し”という具合で引き上げていくそうです。

いずれにせよ「裁判所」「差し押さえ」というイメージは、財産の無い弱者にはそう恐れる事でも無いのかもしれません。
 

posted by shinogi at 15:08 | Comment(0) | TrackBack(1) | 借金コラム
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Excerpt: なかなか経験できないとは思いますが… 当時30歳、嫁さんと子供は借金が理由で別居中だった(と思う)。 おそらくこんな事態になる前に何度も警告や通達が来ていたのだとおもうが、あまりにもそんな郵便物が毎..
Weblog: 多重債務者の心得
Tracked: 2007-01-08 19:23


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